ケミカルとは化学的な薬剤、つまり化学的な酸を使って角質をはがす行為のこと。ではその酸にはどのような種類があり、どのような役割を果たすのでしょうか?
肌は、表皮と真皮、そして皮下組織の三層に分かれています。表皮は上から順番に角質層、顆粒層、有棘層、基底層と4つの層からなり、真皮につながります。真皮と表皮の間に存在するでこぼこの波は真皮層の一部で真皮乳頭層と呼ばれます。
日本人に用いられるケミカルピーリングの薬剤では主に表皮に働きかけますが、その目的(治療や改善)によっては真皮に作用させる必要があります。たとえばくすみや小じわのお悩みを改善する場合、肌のターンオーバーを整えることで解消されます。その場合、皮膚再生を行う角質層に薬剤を浸透させて効果を出すのです。
ところが陥没性のニキビ痕や深いシワになると肌の表面だけを整えてもトラブル改善にはつながりません。これは、肌を再生する基の機能が衰えているからです。その場合は、肌の弾力を司る部分、真皮に働きかける必要があるのです。
ケミカルピーリングはある一定の深さ(大抵の場合は表皮から真皮乳頭層付近まで)に薬剤を浸透させるものですが、薬剤の性質から予想以上に浸透してしまい、中には真皮にまで到達してしまうものもあります。ピーリングで「深くなりすぎた」、「ピールが深い」という表現は時間や濃度の誤調整で浸透がすすみすぎてしまった状態をさします。使用する薬剤によっては、角質層で害がなくても、真皮にはダメージを与えてしまうなどの薬剤もあるので注意が必要です。
ケミカルピーリングは様々な肌トラブルに有効な手段ですが、
効果的な反面、トラブルが生じることもあります。
施術の目的や使用する薬剤によっても副作用の程度や部位は異なり、
通常の経過途中で副作用と見られる症状が現れることもあります。
副作用を防ぐことで、最も重要なことは現在の肌の状態が
ケミカルピーリングをやるのに適しているかの診断です。
専門医で適切な診断を受けた上で、施術を受けることにより
副作用の可能性は減少します。
また副作用というと『施術の失敗で悪い状態になった』ように
受け止められますが、必ずしもそうとは限りません。
副作用なのか通常の経過途中なのかは個人差によるところが大きく、
個人で判断するものではありませんので、施術を受けた医師に
確認する必要があります。
代表的な副作用の症状としては『顔の赤み、肌荒れ(乾燥)、
ニキビの悪化、かさぶた(色素沈着)』などがあります。
欧米人に比べ、日本人の肌は色素も豊富で色素沈着などの副作用が
でやすいとされています。
そのため欧米では一般的な方法も国内では余り利用されていないものもあります。
ケミカルピーリングが深過ぎたり、濃度が濃過ぎる薬剤による
ケミカルピーリングは
後遺症となることもあるため、やはり皮膚科専門医のもと
注意して行わなければなりません。
TCA
ピーリングとは今まで紹介してきた
ピーリングの中でも
最も
ピーリング効果が高い美容法です。
トリクロール酢酸という強めの酸で毛穴の奥の奥まで溶かしだしてしまうので、
個人輸入などでもTCA
ピーリングを購入することができますが、
なるべく使用をやめたほうがいいかもしれません。
もちろんクリニックやサロンではこのトリクロール酢酸を
適度な濃度に薄め肌に安全なレベルまで下げてありますので
TCA
ピーリング=危険ということではありませんが、
ネット注文などでは注意が必要です。
TCAを用いた
ピーリングは肌の凸凹間でも改善してしまうほどの
強い酸を持っています。
クレーターやニキビ痕でできた凹み改善すら治してしまうのですから、
とてもいい
ピーリングのように思えますが、
やはり少しデメリットもあります。
まず、TCA
ピーリング凹み改善するため、一回のTCA
ピーリングでは
あまり凹みが治る訳はなく、最低でも10回ほどのTCA
ピーリング施術を
していただきます。
そのたびに、自己治癒力も加わってくるので、かさぶたが出来たり、
毛穴が黒ずんだり色素沈殿したりする副作用もないとは言い切れません。
外出する時は紫外線を遮断しないといけないので、マスクは欠かせませんし、
皮膚を剥いてしまっている状態なので、自分で水分や油分の調節が出来ず、
毎日欠かさず保湿がいつも異常にTCA
ピーリング施術後は必要になるでしょう。
TCAを直接個人で輸入してTCA
ピーリングを行なう方が増えています。
専用のキットを個人輸入することが出来ますが、
個人で行なう
ピーリングには肌トラブル副作用などがつき物であるともいえます。
ヤグレーザー
ピーリングとは、シワの除去・ソフトアップ・赤みに効果的です。
ヤグレーザー
ピーリングは長いパルス幅を持った、
波長1064nmのヤグレーザーです。
長い波長を持ち合わせているため、皮膚深部にまでレーザー光線が届き、
コラーゲンの増殖を促します。
そのため、シワを軽減させると同時にリフトアップも得られます。
ピーリング効果は施術を行った次の日に表れ、顔全体に照射すると法令線が薄くなり、
目じりのしわが薄くなるため、目元がパッチリします。
また、1064nmという波長はヘモグロビンに吸収され、
血管をじんわり全体的に包んで、血流を弱め凝固させます。
血流が止まれば、赤みが引きます。
あまり吸収が高すぎる
ピーリングであると、血管壁を破いたり、
照射した1部分に吸収されずぎてムラになることがあります。
照射した直後から赤みが消えていくのがわかります。
メスを使わず、シワ・たるみを改善する・
ピーリングの痛みが少なく肌へのダメージも少ない・
1回の治療時間が10〜15分と短時間・
ピーリング直後からメイクが可能
というメリットがあります。
フォトシルクよりさらに肝斑への効果が高いヤグレーザー
ピーリング。
レーザーが肌に当たると、熱いシャワーを浴びているようで気持ちがよくなります。
ピーリング作用により古い角質が取り除かれます。
また、皮膚の深いところまでレーザー光線が届き、コラーゲンも増殖。
施術を行った翌日にはリフトアップ効果で目元もパッチリ。
1990年、酸化アルミニウムを使用したクリスタル
ピーリングが
開発されましたが、 酸化アルミニウムの微粒子を吸い込んでしまうなど
問題点がありました。
ダイアモンド
ピーリングは、炎症や赤みなどの反応のない安全な
ピーリングで、
敏感な方にも 安全に
ピーリング効果を実感していただけます。
ダイヤモンドピールは、酸を使わず、物理的に剥がすタイプの
ピーリングです。
ダイヤモンドピールは、クリスタルピールより痛みが少なく、
効果がクリスタルピール以上と評判です。
ダイヤモンドピールをケミカルピールに例えますと、AHAの
ピーリングと
同じ深さとなりますが、部位による深さのコントロールが出来るために、
肌色のニキビ跡には適しています。
ダイヤモンドピールは、ニキビ、ニキビ跡(肌色の凸凹)、くすみ治療に適し、
また、ジェネシスとの併用でより一層の高い効果が得られます。
ダイヤモンド
ピーリングは、ダイヤモンドの粒子などの研磨機を使用して
角質を削る方法です。
特徴としては、酸を使用しないため、痛みが少ないことがあげられます。
ナチュラルダイヤモンド
ピーリングの肌接触部分は人体に無害な
天然ダイヤモンド片、フィルター、SUSステンレスで構成されています。
天然ダイヤモンドを使用したマイクロ
ピーリングテクノロジーは
皮膚科専門医院でも多く使用されています。
また、ナチュラルダイヤモンド
ピーリングは薬剤を一切使用しない為、
簡単で安全に利用できる利点があります。